これを読む方はおそらく「何が?」と思うでしょうが、あの近くに住んでいたらMay 18, 1980(こちらでは19日)のことがはっきり頭に残っている。あの日マウント・セント・ヘレンズが噴火した。
当時8歳の田中は山から約110キロ南西のポートランドの郊外ビーバートンに住んでいました。3月頃から山が灰を吐き出していて、灰柱が1、2キロを超えれば家のベランダから見えてて、次の日学校では火山の話題ばかり。田中のクラスでは記事の切り抜きもしていて4月の「4 Miles High!」(6キロ
まで上った!)というのは今でも覚えています。4月頃に町の室内プールに行った時も窓越しに見えた光景は田中の友達の注意を引く話でした。
噴火が大きくて風が南向きに動く場合はビーバートンまで灰が降って、次の日道の溝に溜った灰をすくって保存用のジップロックの袋に入れて机にしまった。(石灰なので数ヶ月後その袋が破けて引出しが大変でした。)学校で灰が肺の中に溜まっていれば20年後は肺がんになると言われていたので、簡単な紙マスクが配られた。
5月17日は土曜日で、離婚してた父宅で週末を過ごした田中は「また噴火したらおもろいな。また見たいな。」と父に言った。「そうやな。でもあの塀が高くてこの部屋から見れへんから出かけてないと難しいね。」と父は返事をして、しばらく山の話が続いた。そして次の朝9時前に「親父!親父!見て!また噴火してる!」と田中は父に言って、二人で確かに見れないはずの噴火をしばらく見ていた。その後ニュースを見たら8:32から山が大噴火をしたことが分かった。
その日の午後おばあちゃん宅でニュースを見ていたら山の東部にあるヤキマという町は夏の午後4時というのに町は真っ暗で車はランプを付けて走っていた。あの奇麗な山の北側が崩れて高さが400mも低くなって、透明の抽象となっていたスピリット湖が山崩れと倒れた木でしばらくスピリット原となった。トゥートル川もしばらくの間茶色く流れた。
山の写真を少し紹介しましょう。
大噴火の前、スピリット湖から望む。

1982年5月、大噴火から2年。スピリット湖から望む。

1980年5月18日の大噴火。

今年3月の噴火。ポートランドから望む。